小岩のディープなガチ中華・「劉記 中華面食」

グルメ

今、東京都内のガチ中華の中心地と言えば、池袋、上野、新宿といった所でしょう。いずれも山手線沿いだが、他の路線でもガチ中華が集まる駅があります。その中の一つが新小岩駅と小岩駅周辺。ちなみに新小岩駅は葛飾区、小岩駅は江戸川区にあり、ちょっと違和感を覚えます。

上記の池袋などと比べたら規模が小さくなりますが、駅の大きさを考えれば、かなりのお店が並びます。その中で今回紹介したいのは、日本で唯一という中国パン専門の「劉記 中華面食」です。

中国は南米北麦

中国に訪れたことがない人は、中国とパンのイメージが紐づかないかもしれません。しかし、昔から中国は南米北麦。南方では米が主食ですが、北方は麦文化です。饅頭、餃子、麺など麦料理が多い。ヨーロッパで食べられるパンとは異なるが、中国にもパンに該当する「面包」があります。

私は20年近く前、初めて中国に行った際、仕事で北京に訪れたのですが、到着が遅かったので、安宿の近くにあったスーパーで面包を買ってきて食べたのが初めてだったと記憶しています。買い求めたスーパーは全くオシャレでもなく、いかにも一般の北京っ子が日常品を買い求める少し薄暗いお店でした。日本語はおろか、英語も通じないので、中身が何かもわからず、勘を働かせて、指を刺しで注文し、ホテルの部屋で食べました。作ってだいぶ経っていたせいか、冷めて脂っこい肉入りのパンを食べ、「これが中国人の庶民の味か」としみじみ噛み締めたものです。

ちなみにホテルの朝食で西洋式のパンが提供されましたが、日本のパンとも、ヨーロッパのパンとも異なり、パサパサして旨みがなく、正直美味しくありませんでした。あれから約20年。最近中国を訪れていないが、西洋式パンは美味しくなったのでしょうか。

閑話休題。とにかく中国の北方では面食(小麦粉で作った食品の総称)文化で、多種多様なパンがあります。

ルミエール商店街にある日本で唯一の中国パン専門店

新小岩も近年再開発が行われ、ゴチャゴチャした雰囲気がなくなりつつあります。そんな中、昭和から続くアーケードのあるルミエール商店街、雨が降っても買い物がしやすく、チェーン店もありますが、地元密着の商店街が並び、ホッとする雰囲気があります。

昭和から続く商店街ですが、最近は中国やベトナム人、インド人などアジア人が経営する店舗が増えたようです。日本唯一の中国パン専門店「劉家 中華面食」は新小岩南口のルミエール商店街にあります。ただ、アーケード内にないため、気をつけないと見落としてしまうかもしれません。

多種多様な中華パン

中華パンと言ってもピンとこない人が多いかもしれませんが、肉まんや馬拉糕(マーラーカオ)と言えば、急に身近なものと感じるかもしれません。あと、朝食やお粥と一緒に食べる油で揚げた油条なども聞いたことがあるかもしれません。

他にも中華パンにはパイもメジャーです。パイといってもヨーロッパのパイと違い、バターではなくラードやごま油を使うので最初は戸惑います。特にラードを使ったパイはずっしりとして、少食の人はすぐにお腹が一杯になるかもしれません。

個人的にお気に入りなのは、今回購入しませんでしたが、ナツメのカステラです。日本ではあまりナツメは馴染みがありませんが、中東や中国ではよく食べられます。上品な甘さで甘いものが苦手な人でも比較的食べやすいと思います。

昼食用に購入したのは中華おやきです。冒頭で北京で食べた惣菜パンです。肉がたっぷり入っていて、家に持ち帰って、軽く温めると肉汁が溢れ出ます。

店名劉記 中華面食
住所東京都江戸川区松島3-14-3
定休日 無休
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