練乳を入れないベトナムコーヒー
初めて訪れたベトナムの都市はハノイでした。
ホアンキエム湖近くのホテルは高級ではありませんでしたが、清潔でスタッフはいつも笑顔で愛想が良く仕事が丁寧。やはり南国なだけに蒸し暑いな、と思いながらもスタッフの笑顔に癒されながら朝食ビュッフェ会場でホットのブラックコーヒーを口にしました。
 | 価格:2,935円 |
ベトナムコーヒーというと練乳を入れたコーヒーを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。間違いではないのですが、本来ベトナムコーヒーとは日本で一般的に飲まれるコーヒーとはそもそも豆の種類が違います。日本で飲まれるコーヒーはアラビカ種で、ベトナムコーヒーは「ロブスタ種」なのです。ちなみに練乳を入れるのは一説によると冷蔵庫がない頃、牛乳が痛んでしまうので練乳で飲まれていたそうです。
日本で甘くないベトナムコーヒーを飲みたい
日本に帰国後、某コーヒー店でベトナムコーヒーがあったので、「練乳抜きでベトナムコーヒーを」とお願いしたところ、バイトと思われる店員さんにキョトンとされ、「それは…単なるブラックでベトナムコーヒーではないのではないですか？」と言われてびっくりしました。詳しく聞くと、そのお店ではロブスタ種の豆ではなく、アラビカ種のコーヒーに練乳を入れた物をベトナムコーヒーとして販売しているそうです。正直、ガッカリしたのを覚えています。
さてそうなると、本物のベトナムコーヒーが飲みたくて仕方ない。今はネットで簡単に購入できますが、当時はあまりベトナムコーヒー豆はなく、あっても高すぎるか、インスタントしかありませんでした。インスタントも美味しいのですが、甘くないコーヒーが好みなので、ベトナムコーヒー豆を手に入れるのに苦労しました。
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CHO VIET FUNABASHIでベトナムコーヒー豆を見つける
最近、ベトナム食材店が増えたので、ベトナムコーヒー豆を取り扱っている店がないか探してみました。ところがやはりインスタントはあっても、豆はない。ところが先日、散歩をしていたところ、宮本町２丁目にCHO VIET FUNABASHIという新しい食材店を見つけました。
外国の食材店を見つけるとワクワクします。お店はお世辞にも広くはありませんが、たくさんの食材があります。そして見つけまいた。待望のコーヒー豆です。正確には挽いてある粉ですが、これで甘くない入れ立てのコーヒーが自宅で楽しめます。値段は250グラムで500円。現地で買えば当然もっと安いのですが、日本で買う分にはお手頃価格です。嗜好品ですから、これを高いと感じるか、適正と感じるかはその人次第。私はこれで毎朝寝ぼけた頭をリフレッシュできています。
さて、お店の中ですが、定番のフォーやブンなどの米の麺や冷凍のドリアン、冷凍のチャーゾー（ベトナム春巻き）など目移りするほどベトナム食材があります。その中で目に留まったのは、ベトナムの甘味・チェー。ココナッツミルクに寒天がたっぷり入って500円。二人で分けられるぐらいの量で、満足度が高い逸品でした。甘いものが好きな人にはおすすめです。
ららぽーと東京BAYや京成線の船橋大神宮駅から徒歩で行ける距離なので、お近くにお立ち寄りの際、覗いてみてみるのもいいかもしれません。
