上野の牛魔王で牛肉麺と烩麺を食べる

グルメ

いつも地元船橋のネタばかりですが、今回は久々にガチ中華の聖地の一つである上野に行ってきたので、お店の紹介をしたいと思います。東京では今、上野、池袋、新宿・新大久保がガチ中華の聖地と言ったところでしょうか。もちろん小岩近辺や高田馬場などもガチ中華のお店がたくさんがありますが、やはり数が圧倒的に違います。20年以上、上野に足を運んでますが、この10年間、どんどんガチ中華のお店が増えている感じです。

ガチ中華初心者向け料理・拉麺

日本人の国民食とまで言われるラーメン。そのルーツが中国にあることは知られているところですが、本場のラーメンを食べたことはあるでしょうか? ガチ中華のお店に入って、何を注文をしていいかわからない人には、中国の麺料のお店がピッタリかもしれません。

中国には様々な小麦を使った麺がありますが、小麦の塊を手で引っ張って作る拉麺(lā miàn)がラーメンのルーツと言われています(諸説あり)。「拉(lā)」は中国語で「伸ばす、引き伸ばす」という意味です。

1本が2本に、2本が4本に、4本が8本に……。小麦の塊を手際よく伸ばして麺にしていく様子はいかにも職人芸という感じで、見入ってしまいます。

上野のアメ横にある牛魔王

アメ横に拉麺のお店ができたと情報を得たので、早速言ってきました。

店名は「牛魔王」。インパクトのある名前です。店先の看板に店長さん(?)らしき写真がありますが、実際店内に入って本人を見ると、思わず「牛魔王」をイメージするほど体格が良い方でした。何か格闘技かスポーツをされていたのでしょうか。体格は大きいですが、笑顔で愛想良く迎えてくれます。

看板メニューは牛肉麺と河南省名物・烩麺

店内のメニューにはたくさんの料理が目移りします。でもここは看板メニューの牛肉麺と烩麺を注文しました。

牛肉麺の麺は腰が強く、スープはあっさりしています。麺は喜多方ラーメンの麺と似ている印象でした。香辛料・パクチー系が特に苦手でなければ多くの日本人の口に合う味わいです。

この日楽しみだったのは、烩麺(huìmiàn)。河南省の名物料理で、中国十大麺の一つとされています。ちなみに中国十大面は蘭州牛肉麺 、武漢熱干麺北京炸醬麺、山西刀削麺四川担担麺 、吉林延吉冷麺河南烩麺杭州片儿川 、昆山奥灶麺鎮江鍋蓋麺だそうです。私はまだ半分しか食べたことがありません。日本で杭州片儿川 、昆山奥灶麺、鎮江鍋蓋麺あたりは日本で食べられるところはあるのでしょうか?

先ほども書いた通り、あっさりしているので、人によっては卓上にある辣油等を入れて、味に変化をつけられます。私は辣油を入れすぎて、ちょっと辛くなりすぎましたが、これはこれでも楽しめました。

女性の店員さんに伺ったところ、大盤鶏(ダーパンジー)もおすすめとのことです。大盤鶏は新疆料理で鶏肉とじゃがいもをスパイスと共に煮込んだ料理。ボリュームある料理で、この日はランチで訪れたので残念ながらパス。次回訪れるときの楽しみとしました。

上野駅か御徒町駅から徒歩圏内

牛魔王は上野駅と御徒町のちょうど中間地点にあります。ただ、上野駅は構内が広くて人が多いので、御徒町から向かった方が早く到着するかもしれません。

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